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3年ぶりのバトルジムカーナ開催

Y's-CUP 2012 (Rod.28) "BATTLE GYMKHANA" vol.1

新旧織り交ぜたアメ車たちの競演

カマロやコルベット、バイパーなど、おなじみのアメ車たちがジムカーナ場で暴れまわる! 9月30日に筑波サーキットで開催された『Y's-CUP 2012』の様子を2回に分けてレポートする。

更新日:2012.10.11

文/椙内洋輔 写真/小関一尚

取材協力/Y's-CUP公式ホームページ TEL  [ホームページ]

和気あいあいとしたムードの中でハイレベルなバトルを楽しむ

 アメ車で楽しむモータースポーツと言えばドラッグレースが有名だが、サーキットコースを豪快に攻めるのも、ジムカーナでマシンコントロールのウデを披露するのも意外と面白い。このほど、その好例とも言えるイベントが開催された。その名もY's-CUP。

 そもそもY's-CUP(ワイズカップ)とは、主催者である佐藤義之さんが、家族やその趣旨に賛同した仲間とともに開催する、いわゆる草レースである。そこで毎回、筑波の1000コースやジムカーナ場などを舞台に、白熱したバトルが繰り広げられるのである。

 もちろん草レースのイベントは他にもたくさんあるのだが、このY's-CUPはその中でもちょっと異色の存在と言える。例えば、出走するマシンは空冷のフォルクスワーゲン(いわゆる「ビートル」というやつ)とアメ車のみ。
 また主催者である佐藤さんのサービス精神溢れる人柄ゆえか、フレンドリーで和気あいあいとしたイベントの雰囲気も、他のそれとは一味違う味わいと言える。運営スタッフは勿論のこと、競技の参加者や、応援に訪れた観客など、皆が一緒になってイベントを盛り上げようというムードが伝わってくるのだ。

 そしてもう一つ挙げられるのが、競技レベルの高さ。公式サイトでは「気軽にレーサー気分を味わいサーキット走行を楽しんでいただきたい」などと書いてあるし、事実初心者も気軽に楽しめるムードではあるのだが、リザルトの上位を占める常連ドライバーたちは、皆驚くほど速いし、巧い。
 今回は2台のマシンが同時にスタートする「バトルジムカーナ」という形式でイベントが催されたのだが、とくに決勝ラウンドでは見応えのある勝負が目白押し。スモークを上げ、テールスライドで巧みにマシンをコントロールする姿に、会場は大いに盛り上がったのである。

ピストンをモチーフにした優勝トロフィー争奪のバトルジムカーナが、3年ぶりに開催された。

Y's-CUPはアメ車クラスと空冷のフォルクスワーゲン(いわゆる「ビートル」)との2クラスが設けられている。最後にアメ車VSビートルの最速決定戦も行われ、アメ車が3本先取でストレート勝ちした。

午前中の練習走行にて、コース前に並ぶマシンの列。皆走りたくてうずうずしているのか、走り終えると休む間もなくまたこの列に並ぶと言った感じだった。列から離れるのは、マシンを調整する時だけだ。

アメ車クラスの決勝で激突した2台のバイパー。ともに21秒671という前回のコースレコードを更新するタイムを叩き出し、イベントを大いに盛り上げていた

接近中の台風をよそにイベントは大盛況

 今回の競技となったバトルジムカーナは、左右対称に用意された2つのパイロンコースを2台のマシンが同時に出走。トーナメント方式でそのタイムを競うというものだ。言うなれば、「先に帰ってきた方が勝ちの、真剣一発勝負」という極めてシンプルなルール。それだけに見ている方も思わず興奮してしまう。
 しかも、運営事務局はこのイベントのためにドラッグレース用のクリスマスツリーまで用意! サーキットのムードを大いに盛り上げていた。

 そうした主催者の心意気もあってか、ジムカーナ場に詰めかけた総勢40台のアメ車とVWは、そのほとんどがイベントを最後まで楽しんでいった。じつは、当日の9月30日は、台風17号が日本に接近していたちょうどその日。夕方からは雨と言う予報もあり、キャンセルや早退がもっと出るのではと懸念していたのだ。
 ところがふたを開けてみれば、予選通過マシンで決勝トーナメントを欠場したのはわずか1台のみ。心配されていた天候もどうにか最後まで持ち、決勝後のじゃんけん大会や集合写真に至るまで、皆笑顔で楽しむことができたのだ。

 肝心の競技内容は、前回のコース記録を2台のバイパーが塗り替えるなど、いつにも増してハイレベルな展開に。優勝候補と目されていたバイパーや3rdカマロはもちろん、コブラやヴィンテージ・カマロなども好タイムをマークし、おなじみの強豪選手と言えども油断は禁物の白熱した展開となった。

vol.2に続く

それにしても、参加車両は多種多様。バイパーやコルベットのようなアメリカンスーパーカーがある一方で、往年の風格を漂わせるマッスルカー、ヴィンテージカーも数多く参加。タイムではかなわないまでも、中には華麗なマシンコントロールで拍手を浴びる者も少なくなかった。

コースから帰還後、点検のためにボンネットを御開帳するコブラ。こうしたレースでは、オーナズクラブや仲間を連れだってイベントに参加する人も多く、整備や調整の際にはみんなで協力し合う姿も。

競技開催前のブリーフィングにて、東日本大震災の寄付をつのるイベント主催者の佐藤さん。今回は、寄付金と協賛金・エントリー費の一部の合計15万6752円が「あしなが東日本大震災津波遺児募金」に寄付された。「生まれてすぐに被災した子供たちが、二十歳になるまでは寄付を続けたい」とのこと。

イベントの最後は、毎度おなじみのじゃんけん大会。協賛スポンサーや参加者の好意で寄せられたプレゼントをかけて、こちらも真剣勝負(?)が盛り上がった。


プライムワークスさん撮影の動画です。インカーと同時に見れるので、非常に分かりやすいです。

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