2005年に登場した6代目コルベット、通称C6コルベットも年代ごとに変遷を重ね、魅力的なモデルが随所に現れていた。すでに登場しているC7の影響もあってか、中古車マーケットにおける価格設定に期待するこの頃である。C7の登場で少しでも買いやすくなるのなら我々にとっても都合がいい。実際に値ごろなC6がバンバン登場しているのは見逃せない。
なんてことを考えながら動向を伺っていると魅力的なC6が現れた。なにが魅力的かといえばそのスタイリングである。
真っ白なボディにはフルエアロが組まれていた。通常この手のエアロはやり過ぎ感があるものだが、こいつはギリギリのところでそれをうまく馴染ませている。オリジナルの優艶なラインを壊すことなく、うまくそれを誇張させている。スタッフいわく「ショーカー並みの仕上がり」というだけあり、ターンテーブルに載せればどこぞのコンプリートカーのようにも見える。
それは前後バンパーあたりから感じる。特にリアのマフラーエンドを取り囲むようなディフューザーがそうで、完成度はかなり高くカーボンファイバー製のアンダーパネルがオリジナルのデザインのように装着される。
エキゾーストシステムはボーラ製だ。こちらもかなりエキサイティングなサウンドが鳴り響くのはご想像のとおり。
また、テールランプにも注目したい。LEDが内蔵されるそれはまるでダイヤモンドが散りばめられた宝石箱。一見アンダーステートメントでありながらキラリと光る姿はさすがである。
この他ではホイールが大きなポイントとして挙げられる。流行のブラックホイールでありながらリムをボディ同色とすることでスペシャルな雰囲気を醸し出す。ホイールの合間から顔を出す赤いキャリパーを含め、いい感じのバランスが整った。
インテリアは赤と黒のツートン。ドアトリム、レザーシートの統一感はバツグンだ。これまではこういった内装にブラックのボディがあてがわれてきたが、ホワイトボディとのマッチングが新しい。というか、こちらの方がトレンド。イタリアのエキゾチックカーに通じるカラーコーディネイトともいえそうだ。
ベースとなっているモデルは、2010年型のC6グランスポーツ。しかもMT。タルガ風のガラストップを持った豪華版である。エンジンは2008年型以降スープアップされた6.2リッターV8ユニット。排気量とともにパワーアップされた心臓にもはやケチの付けどころはない。
ちなみに05年に登場した際には6リッターLS2エンジンが搭載されていたが(404hp)、08年に6.2リッターLS3に進化しているのである(430hp)。しかもグランドスポーツのMTには、Z06と同様にドライサンプシステムやオイルクーラーが備えられており、よりハードな走行にも耐え得るシステムが備わっている。
足回りには、1.5インチローダウンされGNOSISのフロント19&リア20インチホイールが奢られており、見た目にもハードな、そして美しいC6コルベットが誕生しているのである。
C6になり、あまり見かけることがなかったフルエアロ仕様だが、見事なまとまりを見せ、大人の仕様とも言える1台である。
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