BUBU MITSUOKAが独自に制作したシボレー・キャプティバに試乗!!

シボレー・キャプティバ・ストリートエディション

ディーラーオプションパッケージ装着車のお買い得感は?

豊富に用意されているメーカー純正アクセサリーをチョイス。さらにはマッチペイントなど独自のドレスアップを施すことで、ノーマルとはひと味違う存在感を演出することに成功したBUBU MITSUOKAの『STREET EDITION』に試乗してみた。

トップクラスの販売量を誇るGM正規輸入車のドル箱的存在

　シボレー・キャプティバは、実用性に優れたミッドサイズSUVであり、日本で正規販売されているシボレー＆キャデラックの中ではトップクラスの販売量を誇る。
　現在の日本におけるGM正規販売店のドル箱的存在とも言えるシボレー・キャプティバを一言で言い表すなら、『優等生』あるいは『必要にして十分』といった感じとなる。

　4690×1850×1790mm、1830kgというボディサイズは国産SUVと比較してもそれほど大きくはないので、日本の道路でも取り回しに苦労する事はない。また、手頃なサイズの割に3列シートを備えているのもセールスポイントのひとつで、一回り以上大きなキャデラックSRXクロスオーバーが2列シートで5人乗りである事を考えると、キャプティバのお得感はかなり高いと言える。
　最高出力167ps/5600rpm、最大トルク23.4kg-m/4600rpmを発揮する2.4リッター直4DOHCのエコテックエンジンは、スペック的にはいたって普通だが、実際に乗ってみると意外なほどトルクフルで扱いやすいし、燃費も悪くない。
　また、アメリカンSUVと聞くと、フワフワと柔らかい足回りのイメージを持つ方も多いが、キャプティバのサスペンションは乗り心地が悪くならない程度に固めにセッティングされており、日本人が好むBMWやメルセデスといったドイツ車的なフィーリングに近い。

　ボディサイズ、エンジン、足回り、使い勝手など、クルマを評価する上でポイントとなる要素が高次元でバランスされたシボレー・キャティバは、世界中何処で販売しても販売台数が計算できる総合力の高いSUVなのである。

最高出力167ps/5600rpm、最大トルク23.4kg-m/4600rpmを発生させる2.4リッター直4DOHCのエコテックエンジンは、スペック的にはいたって普通だが、実際に乗ってみると意外なほどトルクフルで扱いやすいし、燃費も悪くない。

ミディアムサイズのボディは、日本の道路でも取り回しに苦労する事はない。また、手頃なサイズの割に3列シートを備えているのもセールスポイントのひとつ。荷室も必要にして十分のスペースを確保する。

アメ車にしては大人しい外観が唯一にして最大のネック?

　良く出来た優等生的SUVであるシボレー・キャプティバの、唯一にして最大の欠点となり得るのが特徴の少ないスタイル＝エクステリアデザインだ。

　デザインに関しては人それぞれ好みが違うので一概には言えないのだが、少なくともシボレー・キャプティバには、アメリカンSUV特有の押し出しの強さや独特の存在感は感じられない。特別に地味というわけでもないのだが、存在感は希薄。右ハンドルということもあり、クルマに詳しくない人が見れば、輸入車である事すら気づかないかもしれない。
　シボレー・キャプティバが、それなりに売れている割に日本での知名度が低いのは、良くも悪くも自己主張の少ない大人し目の外観が原因となっているのは間違いないだろう。

　通常であれば、ノーマルのスタイルに満足出来ない場合には、アフターパーツを利用してドレスアップを行うのが常道なのだが、シボレー・キャプティバ用のアフターパーツというのは、日本国内のみならず、アメリカにも存在しない。それは何故か？　そもそもキャプティバというモデルは、北米では販売されていないからである。

機能的には十分なキャプティバのインテリア。質感は取り立てて高いわけではないが、低くて失望する程ではまったくない。右ハンドル仕様だが、ペダルや着座位置にも問題なし。

滑りにくい布地のシートは機能的。

ポイントを押さえたカスタムで効果的にドレスアップ

　そんなシボレー・キャプティバを、独自のセンスでスタイリッシュにドレスアップしたのが、ここで紹介しているBUBUの『STREET EDITION』だ。

　STREET EDITIONは、正規ディーラーで販売している新車だけに、エンジンや足回りなどのパフォーマンス系はノーマルだが、エクステリアを中心に小技を駆使したドレスアップが施されている。しかし、シボレー・キャプティバというクルマが、アフターパーツの選択肢が非常に少ないのは前記した通り。そこでBUBUでは、メーカー純正アクセサリーを上手く活用。さらには独自にワンポイント的なカスタムを加える事で、ノーマルとはひと味違う存在感をシボレー・キャプティバに与える事に成功している。

　具体的には、数あるメーカー純正アクセサリーの中から、カーボンファイバー製のレーシングストライプとマッドフラップをセレクトして装着した上で、HIDヘッドライト、LEDフォグランプ、ボディアンダー部のマッチペイント＆ホイールのペイントというSTREET EDITIONの基本パッケージをプラス。さらには、サイドミラーとリアスポイラーをホイールと同じカーボンフラッシュでペイントする事で、スポーティでレーシーな雰囲気を強調。ノーマルとは明らかに異なる独特の存在感を演出することに成功している。

　基本的にこのSTREET EDITIONは、新車販売時にオーダーできるBUBU MITSUOKA系正規販売店独自のディーラーオプションパッケージとなっているが、正規輸入車であれば車両持込みによるカスタムのオーダーも可能とのことなので、興味のある方は同系列のディーラーに問い合わせてみるといいだろう。

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2014 シボレー・キャプティバ・ストリート・エディション

スポーティでレーシーな雰囲気を強調。ノーマルとは異なる独特の存在感を演出することに成功している。