サーキット走行会&カーイベントの新しいスタイルを提案する『レーストラック・ファンフェスト(RACE TRACK FUN FEST)以下RTFF』の開催が間近に迫ってきた。アメ車ワールドでは、RTFF主催者にしてレーシングドライバーの古賀琢麻氏に、今回のRTFFについて色々とお話を聞かせてもらったので紹介しよう。
編集:まずは今回、RTFFを開催しようと思ったきっかけや意図を教えてください。
古賀:僕は今年の4月開催した『CADILLAC / CHEVROLET RACE TRACK EXPERIENCE(キャデラック・シボレー レーストラック エクスペリエンス)』の運営に協力したんですが、あのイベントは参加者に非常に好評だったんです。
現役のプロドライバーのアドバイスが受けられたり、そのプロドライバーの運転を助手席で体験できる『サーキットタクシー』、あるいは『レーシングシュミレーター体験』など、これまでのショップ単位のサーキット走行会では見られなかったプログラムがユーザーにウケたんだと思うんです。もちろんエントリーフィーがリーズナブルだったということもあると思いますが(笑)。
また富士の時には開催前に「GM車以外は参加出来ないんですか?」といった問い合せが思いのほか多かったし、開催後は今度はYouTubeやFacebookなどのSNSを見た人から「GM車以外ではやらないんですか?」とも言われた。
そこで「それじゃあオールジャンルでやってみようか?」と言う事になったわけです。
編集:なるほど。きっかけは4月11日のキャデラック・シボレー レーストラック エクスペリエンスだったわけですか。あのイベントには私も参加させていただきましたが、確かに「面白いしCP高いな」と思うと同時に、「マスタングとかチャレンジャーとか、色んなアメ車が来たらもっと面白いだろうな」と思いました。
古賀:そうなんですよね。昔からアメ車でサーキットを走ろうとする様な人にはコルベットやカマロのオーナーさんが多かったと思うんですが、最近はLX/LCシリーズやマスタングなんかのオーナーさんでもそういう趣味の人が増えてるし、また実際に彼らの中には凄く速い人もいますからね。
でも、勘違いしてほしくないのは、RTFFというイベントは『速さ』を競う競技会ではないということです。
もちろんフリー走行枠はあるし、純粋にサーキット走行を楽しんでいただいてもOKなんですが、主催者側として重視しているのは『ドライビングレッスン』の方。
例えば『正しいドライビングポジション』であるとか『ステアリングの持ち方』であるとか『コース取り』とか『追い越しや追い越される場合の注意点』とか、etc。現役のプロドライバーが『正しい運転の仕方』をレクチャーする事で、ドライビングスキルのみならず、ドライビングマナーなども学んで帰っていただきたいと考えています。
RTFFは参加車両は何でもOK。バンでもトラックでもセダンでもいいし、旧車だってかまいません。ある程度同じような速さのクルマを集めてクラス分けしますし、「俺のクルマは遅いから」とか「私は運転が下手だから」とか、そんな心配は全く必要ありません。家族で参加できる『安全運転講習会』とでも思ってもらってOKです(笑)。
編集:古賀さんプロデュースのイベントだけに内容盛り沢山で楽しめるのは間違いなさそうですが、『第一回』というくらいですからRTFFは継続開催して行くご予定なんですよね?
古賀:もちろん継続して行きたいと考えていますし、また色んな場所で開催したいとも考えています。
今回は美浜(中部地区)ですが、関東、東北、中国地方、九州など、日本各地で開催したい。そして最終的には富士スピードウェイの本コースでやりたいという野望を抱いてるんですよ(笑)。
編集:富士ですか? さすがに富士の本コースでやるとなると色んな意味で大事になりそうですが?
古賀:おっしゃる通り、富士スピードウェイの様な大箱でやるとなると、走行会以外にも色々と企画する必要があると思います。
例えば上のイベントスペースの方でカーショーをやったりとか、以前アメ車ワールドが富士で開催した『アメ車オーナーミーティング』のようなイベントとコラボレーションするんでもいいと思うし。
イベントの規模が大きくなればなるほど運営が大変になるのは分かっていますが、でもやるだけの価値はあると思っています。
僕自身が「クルマは走っている時が一番カッコいい!」と思っているので、動きの少ない既存のイベントはあまり楽しいと思わないんですよね。だから自分自身が楽しめる様なイベントを企画していきたいと考えている。そして、今回のRTFFは、その最終目標に到る第一段階だと思ってるんです。
アメ車がサーキットを走るイベント、いいですね!本当に実現できるのであれば、当然ながらアメ車ワールド編集部は完全バックアップしたいと考えています。
まずはその最初の第一歩となるRTFF。もちろん今回も我々編集部は取材させていただきますし、今後も新たな情報があればお知らせしていきます。
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