TEST RIDE

[試乗記]

軍用風に味付けされた高級SUV

ハマー H2

HUMMER H2

ハマーH2は、軍用車的な力強い外観と高級車としての快適性を合わせ持つアメリカンSUVだ。

更新日:2010.02.16

文/編集部 写真/編集部

取材協力/GMアジアパシフィックジャパン  TEL 0120-711-276  [ホームページ]

H1はあらゆる部分で特殊なクルマであった

 約6年ほど前、一度だけハマーH1に試乗する機会があった。その時に抱いた正直な感想は「なんか凄いクルマだなぁ…」という単純な驚きであった。全幅が広い割に全長と全高はそれほどでもない、妙に平べったい印象を与える異形のボディスタイル。運転席と助手席が完全に隔離されるほど広く、シンプルで閑散とした感じの車内空間。意外なほど軽く、思わず「えっ!」と驚くほど回るステアリング。トルクのカタマリといった感じの6.5リッターディーゼルエンジンと、意表を突くほど快適な乗り心地。ミリタリースペックを持つ史上最強の4×4というセールストークに嘘偽りはなく、ハマーH1というのは、あらゆる意味で特殊なクルマであった。
 ハマーH2は、ハマーH1のDNAを継承しつつも、より乗用車としての快適性を追求した高級SUVとして非常に人気の高いクルマである。ハマーH2がデビューして以来、私はずっとこの「現代のハマー」に試乗する機会を狙っていた。メーカーの販売戦略から綿密な計算の元に誕生したハマーH2は、初代シビリアンハマーから一体どう変化したのか? また、ハマーの原点である本物の軍用車、高機動多目的車両ハンビーの面影は残っているのか? 淡い期待が半分、確信に近い予測が半分、今回はそんな気分で試乗に出向いたのである。

インパネのデザインは直線的で非常にシンプル。質感はプラスチック的な感じだが、ハマーならではの世界観がちゃんと演出されている。

VORTEC6リッターV型8気筒エンジンを採用。

 今回の試乗は高速道路を含む一般道でのものであり、オフロードでの走行は行なっていない。しかし、それでもハマーH2というクルマの性能と性格は、かなり理解することができた。結果導き出された結論は、同じハマーという名を冠するクルマではあっても、H1とH2は「似て非なるもの」であるということだ。つまり、H1というクルマが「公道を走れるように部分的な改造が施された軍用車」だとすると、H2は「軍用車風のワイルドな味付けが施された乗用車」なのである。
 これは当然と言えば当然のことで、H2はH1をベースにモデルチェンジされたクルマではない。C/Kシリーズのシャシーをベースに開発されたSUVであり、エンジンもお馴染みのボルテックである。つまりクルマとしての基本はキャデラックエスカレードやユーコンデナリと同じなのだ。H2に、最初から軍用目的に開発された車両をベースにしたH1のような特異性を求めること自体が間違っているのだ。
 もちろん、H1と違うからといってH2の存在意義を否定するつもりは毛頭ない。H1ほどの特異性はなくとも、H2が個性的なSUVであるのは紛れもない事実だし、何より乗用車としての完成度の高さはH1の比ではない。軍用車的な力強い外観と高級車としての快適性を合わせ持つH2は、強くて豊かなアメリカという国家を象徴するようなクルマでり、普通の高級車では満足できない個性を求めるエグゼクティブには、たまらない魅力に溢れたクルマであると言えるだろう。

シート表皮は本革。運転席・助手席に電動8ウェイアジャスタブルシートを標準装備。運転席には座席位置を選択できるメモリー機能を搭載。

ロングホイールベース&ワイドトレッドなので高速巡航時の安定感はバツグン。また、フロント/独立懸架式トーションバー&リア/5リンク式可変レートコイルスプリングの足回りでフットワークも良い。

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