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[試乗記]

コンバーチブルとはアメ車の特権

シボレーカマロ コンバーチブル(CHEVROLET CAMARO CONV.)

しかもカマロのオープンスタイルは特別

オープンカーとは一粒で二度美味しいクルマと言われるが、カマロの場合は走りの質が伴って三度美味しいクルマと言えるだろう。

更新日:2014.08.21

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/ガレージダイバン TEL 0356073344 [ホームページ] [詳細情報]

オープンカーになるとランクが一段上がる

 アメ車に乗る醍醐味というのは多々あるが、 その中にひとつに「コンバーチブル」というのがある。すなわち、アメリカ人にオープンカーを作らすと右に出るモノはいない。といってもそれは機能的なことではないく、単純にカッコイイということだ。

 マスタングにせよカマロにせよ、オープンカーになるとランクがさらに一段上がる。クーペ同士だとベンツビーエムアウディに人気の面でも遅れを取るかもしれないが、コンバーチブルになると互角以上の戦いを見せる。コンバーチブルだと山や海が断然似合うが、銀座の華やかなムードにも合うし、渋谷などの若者の街の雰囲気を一瞬にして変える力を持っている。

 最新のコンバーチブルなら幌の耐候性も高いから、それこそ一台でいろいろとまかなえる。エアコンの効きも良いから年中オープンにすることだって可能だろう。しかもカマロなら、マスタングとは異なり運転感覚が非常に硬質であり、各部の質感も圧倒的に高いから、それこそ欧州車ユーザーだって満足させるに違いない。

 ちなみに余談だが、マスタングなら最新モデルであってもちょっとしたオールドカーのような雰囲気が味わえるのが特徴であり、最新の機能をもった旧車テイストと言い換えることができるが、カマロはそんなマスタングとは対極にあり、それこそ最新の高級車的雰囲気が味わえるだろう。

搭載されるエンジンは、3.6リッターV6DOHCで327ps、最大トルク38.4kg-mを発生させる。ちなみに旧V6は308ps、最大トルク37.7kg-mだった。なお、このエンジンに6速ATが組み合わされる。

歴代モデルで最高の質感を持った現行モデルのインテリア。着座位置や眼前に広がるボンネットの視界等はカマロ唯一の独特のものである。好みの問題はあるにせよ、欧州車好きにもアピールできるクオリティを有している。

メーター周りのデザインやレタリング、色使い等もカマロ特有のもの。ステアリング、ペダル位置、シフト位置等の間隔が、スポーティカーのようなタイトなものであり、乗用車的なマスタングやチャレンジャーとはまた一味違った印象が好みである。

カマロならではのオープンスタイル

 今回取材したカマロは2014年のV6コンバーチブル2LT。白いボディカラーにブラックの幌というオーソドックスな構成だが、シャープになったフロンマスクやデザインの変わったリアテール等と相まってこれまでとは違った雰囲気を醸し出す。新型のマスクは人によって賛否両論あると聞くが、個人的にはこのシャープになったマスクのカマロも変わりなく好きである。

 カマロは、シートに座り頭上の手動ロックを外しボタン操作で幌を開ける。その作業はざっと20秒というところか。あっという間にオープンになり、その動きの完成度はかなり高い。

 そしてカマロならではの特徴がオープン時のスタイルである。フロントウインドーが、かなり寝た状態になっておりウインドー自体が短く感じる。人によっては、「これだとオープン感覚が少ない」と言う方がいるかもしれないが、個人的にはこの迫り来るウインドーのサイズ感(短い)が絶妙だと思っている。

 実際に乗って走ると、ちょうど頭上のルーフを取り外したタルガのような穏やかな空気の流れが好ましい。もちろん、キャビン後方からの風の巻き込みは多少あるので、オープンカーに乗っている感覚は多分にあるのだが、ドライバーは顔の周りに不快感がないので、これなら「いつでもオープン」が可能だし、逆にオープンにすることを積極的に選ことができるはずだ。

2014年モデルかはフロントマスクとテールランプを中心としたエクステリアデザインのマイナーチェンジを行っている。

人によっては賛否両論ありと聞くが、実車を見た限り「新旧どちらもアリだな」というのが個人的な感想である。

レベルの高さを感じさせるロードフォールディング性能

 一方ソフトトップの幌を閉めた状態でも走ってみたが、これまた非常に秀逸。静粛性が高く、ボディの剛性も極めて高いので、気になる低級音は微塵もなく、慣れれば幌であることを忘れてしまうくらいの完成度である。ちなみに、クローズドの状態を外から見たボディのシルエットも非常に良好である。

 このボディに組み合わされるエンジンは、3.6リッターV6DOHCで327ps、最大トルク38.4kg-mを発生させる。このV6は2013年型から出力アップを果たしており、一段とスポーティになっている。実際にアクセルひと踏みでのパンチ力ではV8に劣るかもしれないが、それ以外のシーンにおいては何ら不満なく、スポーティに走ってくれる。

 それにサスペンションの路面の追従性や段差の乗り越え時の衝撃吸収等、レベルの高さを感じさせるロードフォールディング性能が備わっているから、逆に300psすべてを使いこなせるような安定感&安心感があり、ある一定のレベルまでならどんなドライバーでも十分に速くて楽しいはずである。

 というか、極論すれば、正直コンバーチブルならエンジンはなんでもいい(笑)。それよりもオープン時のスタイルや幌を上げた時のデザイン、それに全体のムードこそ大切であり、現行カマロのコンバーチブルは、そういう点においてすべてのレベルで高次元でまとめられているのである。

横から見ると分かるが、フロントウインドーが短くカットされたスタイルがカマロの特徴である。横から見たシルエットが非常に新鮮である。まるでスピードスターと言えるようなデザインである。

幌を上げても基本ウインドーの短さは特筆もの。とはいえ、ドライバーは息苦しさを感じるようなことはない。なお、幌は頭上の手動ロックを外しボタン操作にて20秒程度で開閉可能である。

ホイールは前後とも20インチで、タイヤサイズはF:245/45R20、R:R275/40R20となっている。いまや20インチを平気で履きこなすサスペンション能力を持っているということである。

コンバーチブルならこういった派手なボディカラーをチョイスするという手もありだろう。もちろん幌のカラーをカスタマイズするのもアリだ。

カマロのコンバーチブルにはストライプが必要

 取材させていただいたガレージダイバンでは過去にマスタングのコンバーチブルを何台も取材させていただいたし、カマロに関してはZL1のコンバーチブルまで乗せていただいた経緯があるが、そのほかにも今回のような白いボディ&ブラック幌のカマロコンバーチブルを過去に見せていただいたことがあった。その際にはボディに赤いストライプが入っていたのだが、先日その実車を偶然にも街中で見かけたことがあり、その時の目立ちようと言ったらハンパなかったと記憶している。じつはその時から「カマロのコンバーチブルにはストライプが必要」とずっと思っているのだが、今回の取材でそれについても確信した。

 ということで、カマロに乗るなら是非ともコンバーチブルに。しかもストライプ入り!。カスタムを手がけるダイバンなら各種ストライプの入れ方も様々であり、試しに入れて飽きたら色を変えたり、外したり…いろいろ楽しめるはずであるし。

 街中でのカマロの目立ち度はハンパではない。だからこそ新車のコンバーチブル手に入れて人生に彩りを加えるのも素敵だろう。

ボディ剛性が高く幌の出来もかなり良いので、幌を上げているとオープンボディで忘れてしまうほどの閉所感もある。一方オープンにすれば、特有のフロントウインドー感覚によって顔の周りの風が当たらない絶妙な空間が得られる。巧なサスペンション制御によって走りも楽しく、かつ快適なコンバーチブルとして多くのドライバーを納得させるだろう。

個人的にオススメなのが、白ボディ&ブラック幌に赤いストライプ。写真のような感じで赤いストライプが入れば、シックな印象からアメリカンな派手さが加わり抜群の目立ちようだ。アメリカンを主張する意味でもストライプを入れた方がいいかもしれない。

ガレージダイバンならストライプの入れ方も様々あり、各種相談に乗ってくれる。全体のコーディネートを考える時間こそ楽しい!

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