C5コルベットまでの最大の特徴であるリトラクタブルヘッドライトの復活。しかし、ただの復活ではなく、そこに演出を施す。具体的にはヘッドライト枠を縮め、その空いた隙間にスワロフスキーを張り巡らせ、さらにLEDで光の演出をする。だが、それはリトラクタブルを上げた時のセッティングであり、リトラを閉じたときのために、ヘッドライトカバーに小さなダクトを造り、そこからブルーのLED光が漏れるように別のセッティングも施した。お分かりいただけると思うが、上記のパーツは市販されている物ではない。ヘッドライトユニットを一度全分解し、手作業にて工作するのである。
またホイールのリペイントは、ピンクのボディカラーに負けないような配色を前提に赤を基本とし、そこに金ラメを加えることで強い個性を出すことにした。
出来上がりのこのC5を見て、さまざまな感想をお持ちになると思うが、個人的にはなかなか面白いと思っている。正直、ガルウイングだけは性に合わないが、その他の雰囲気、派手さ、すべてにおいていろいろ辻褄があっており、ピンクのボディカラーと赤ラメのホイールのマッチングも悪くなく、後からリペントした違和感のような、もしくはハズレ感がまったくない。
夕暮れ時を狙って撮影をすると、驚くほど変貌する。そして人々の視線を釘付けに!
スワロとLEDで演出されたリトラクタブルヘッドライトが予想以上にきらびやかに光り、他のLED電飾とのマッチングも凄まじく良好。他から加えられる光りによってスワロが、また違った輝きを見せ、さらに角度によってもさらに違う輝きを見せるなど、想像以上の出来映えだった。
カスタムプロデューサーとして今回のカスタムを施行した高橋氏いわく「カスタムとは、自分のクルマの『物語』だから、予算がいっぱいあろうがなかろうが、起承転結をいかにうまく繋いで行くかが大事なんです。それはかけた予算で決まる物じゃないんですよね。発想、アイデア、そういったものが大切ですし、またそれをカタチにする技術力も備わっていないといけないですね。
今回のC5は、まだ始まったばかり。われわれは『渋谷109仕様』なんて呼んでますが、この先オーナーさんの希望を出来る限り後押しできるよう、まだまだ考えて行きたいですね」
今回は、フロント部分に作業が集中したが、今後、これをベースにしてさらなる高みを目指すというからお楽しみである。
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