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試乗記 TEST RIDE 2013 フォードシェルビーGT500 CONV.日本では極めて少ないGT500のコンバーチブル

2013 フォードシェルビーGT500 CONV.

アメ車以外では存在しない大パワー&MTのオープン

日本では希少価値の高い2013年~2014年型のシェルビーGT500。しかもそのコンバーチブルともなれば日本全国に10台も存在しないかもしれない。そんな貴重な一台が入荷した。納車前に取材させてもらった。

更新日:2018.08.02文/吉田昌宏 写真/古閑章郎

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

世代最強のマッスルカー

 現代版のシェルビーGT500とは、その世代のいわゆる最強マッスルカーである。2005年にデビューした復刻版マスタングのハイパフォーマンスモデルとして2007年にデビューしたそれは、その名の通り1967年に登場したシェルビーGT500の現代版である(初代モデルデビュー40年後にあえて復活させた)。

 そして2007年以降、毎年のように進化し、世代最強マッスルカーへと上り詰めた。具体的に言うと、2011年型までのシェルビーGT500には、5.4リッターV8スーパーチャージドエンジンが搭載されていた。最高出力は550hp。なんとリッターあたり100hp以上を叩き出すモンスター級のマシンであった。

 だが当時、シボレーにはコルベットZR1がおり(638hp)、クライスラーにはバイパーがいた(600hp)。バイパーに関してはV10NAエンジンだったために、直接のライバルとはならずとも、シェルビーGT500がスーパーマシンを名乗るにはまだまだ役不足だったという印象を与えたわけである。

 さらに同じくシボレーから、GT500追撃マシンのカマロZL1(580hp)なる、ハードチューンのマシンが登場するという状況下におかれていた。だからGT500の550hpは、数字だけをみればかなりのモノだが、追撃マシンが控えた状況ではうかうかしてはいられない。

 ということで、ここからはフォード陣営の一気呵成の攻撃である。翌2012年型のシェルビーGT500を通常の半分の期間で終了し、早々に2013年モデルを発表。2013年型のGT500は、なんと排気量を5.8リッターに上げ、スーパーチャージャーを変更しインタークーラーを大型化するなどして、662hpの超スーパーマシンに仕立て直したのである。
日本では滅多にお目にかかれないGT500のコンバーチブル。日本全体でも10台もないのでは、と推測する。
リアにはスポイラーが付き、スタイルバランスも良好。
これだけのパワーのマシンのオープンカー自体が稀だが、さらにMT車。ベンツやBMWのコンバーチブルもいいが、アメリカンマッスルのオープンMT車はもっといい。
幌の耐候性だが、基本、フォード社製ということで、大メーカーの量産車だけあって、マスタングコンバーチブルと同様の高い耐候性を誇っている。
直接乗っていても剛性の低さや弱さを感じることは皆無であった。
幌は、室内のロックを外し、ボタン操作で約20秒程度で開閉が可能である。リアウインドーはもちろんガラス。幌を閉めた状態でのドライブもまったく気にならない。

一気に662hpへ進化

 この行動は、ファンから大喝采を浴びた。さらにいえば、シボレー陣の度肝を抜いた。580hpのカマロZL1でGT500を追撃したはずなのに、一瞬にして追い抜かれたわけだから。

 2013年型は、増大したパワーに合わせて各部もよりヘビーデューティに仕上げ、カーボンファイバー製のドライブシャフトを採用し、デュアルディスククラッチ、6速MT、ファイナル3.31+LSDを携えるなど、アクスルなどの強化も行っている。同時にブレンボ6ピストンキャリパーや耐フェード性の高いパッド使用など、ブレーキも格段に強化されている(車重:1747kg)。

 その後、発表されたSRTバイパーが、8.7リッターV10NAエンジンで640hpという数字を叩き出すも、シェルビーGT500のスペックを見てしまうと、霞んで見えてしまったのは気のせいか。
このクルマのウリは、一大メーカーが作ったチューニングカーのような無謀なパワーを発生させることなのだが、それでいて機械的な信頼性やメンテナンスがメーカー基準で収まっているのが素晴らしい。そしてそのエンジンが醸し出すサウンドがこれまた絶品であるのも素晴らしい。

世界最速のコンバーチブルもデビュー

 同時に、2013年型シェルビーGT500にもコンバーチブルが登場した。実はこれまたカマロZL1から同じく登場するコンバーチブルモデルを迎撃するための秘策だったのだ。当時カマロZL1は、世界一速いコンバーチブルモデルの登場と銘打ってデビューさせるつもりだったのに叶わなかったわけ。

 シェルビーGT500コンバーチブルの登場により、これまた最速の称号は使えずじまい、さらに話題を独占されてしまった形である。

 こうして出来上がった2013年型のシェルビーGT500こそ、史上最強のシェルビーであり、さらにコルベットZR1などの猛者たちを蹴散らす、世代最強のアメリカンマッスルだったのである。

 さて、こうしたアメリカンマッスルカーの頂点に上り詰めた2013年型シェルビーGT500の試乗である。しかもコンバーチブル。当時世界一速いコンバーチブルと紹介されたそれである。

 この車両は、フォード車に滅法強いガレージダイバンが直輸入したもの。聞けば、この年代のGT500を指名買いされたということで、すでに納車も決まっているという。ガレージダイバンは現地に独自ルートを持っているだけに、新車のフォクトリーオーダーや良質な中古車のオーダーが可能なのである。

 それにしてもGT500は、いまだ止まっているだけでもオーラ全開である。

 シートはバケットであり、明らかに重たい反力を持つクラッチを踏みギアを1速へ。ここ最近は、メジャーなマッスルカーと言えどもクラッチ関係は軽くなっているのが常だが、このGT500のそれは明らかに重い。

 クラッチを繋いで動き出すことは可能だが、いざ飛ばそうと思った時にこのクラッチを切れるのか? ヒールアンドトゥはできるのか? そんな不安が過るくらいの相当なレベルである。
搭載されるエンジンは、5.8リッターV8スーパーチャージャー。662hpを発生させるが、たとえばそれは当時のSRTバイパーの640hpを超えているし、他国のスーパーカーをも凌駕するスペックを誇っていた。
パワーだけでなく、魅せるエンジンであり、聴かせるエンジンであり、ドライバーを魅了する至極の名機と言っても過言ではない。
エンジンを組み上げた責任者のネームプレートをブロックに貼るのは、SVTによる流儀。
インテリアは、ベースとなるマスタングに準じた仕上げであるが、シフトノブやシートがGT500特有のものになっている。白いボール上のノブは操作感が最高である。
6MTのフィーリングは良く、ゲートが明確なため、小気味良い操作が可能である。だが。クラッチがかなりの重さであるから、購入者は左足を鍛える必要があるかも(笑)。とはいえ、繋がりにクセはないので、MTがドライブ可能なドライバーなら誰もが普通に発進できるだろう。
クオリティが高くホールド性も良好なバケットシート。もちろんレカロ製である。ボディ同様ストライプがGT500らしい。

アメ車以外には有り得ない大パワー&MTのコンバーチブル

 続いてシフトは、ベースとなるマスタング同様のゲートが明確でガッチリしたもの。当然、小気味良くシフト操作が可能であり、十分スポーツ走行に使える代物である。が、左足を鍛えねば…。

 だが、十分な低速トルクとクラッチの繋がりの良さがあって、スタートは簡単にできる。そしてその後に訪れる素晴らしい独特の世界。

 「フォーン」とフォード謹製V8エンジンが奏でる野太いサウンドは、最高に魅力的なアメリカンV8の咆哮である。しかもオープンだけに、その咆哮がダイレクトに響き渡る。こんな快音は他車では決して味わえない。

 今回試乗した道は、いわゆる取材路として我々取材陣が常に走る道。だからコースも距離も同じであり、どんなクルマに乗って走っても正直それほど違いがでるはずはない。

 だが、この車両だけは全く異なっている。目線の高さが違うかもしれないが、それ以外にも音や振動やシフト操作や何もかもが相まって、同じ道を走っているにもかかわらず、全く異なる場所を走っているような…、そんな錯覚をしてしまうほどドライバーを高揚させる。

 一般公道だけに、一般車と同じような速度域で走っていたにもかかわらず、気分はスーパーカー。しかもオープン。とにかく素晴らしい快音とスーパーなーシフト操作関連が相まって、特別なクルマ感でいっぱいである。

 ちなみに、オープンということでクーペと比較すれば若干剛性は落ちている可能性は否定できないが、少なくとも体感においてはガチガチにカチッとしており、不足を感じる軟弱な部分は全く見えなかった。くわえてオープンスポーツカーというまた別の魅力が味わえるのだから、そしてこんな大パワーのオープンカー、さらにMTのみ! なんていうのはアメ車以外には有り得ないわけだから、断然オススメである。

 さすがに真夏の酷暑な日が続くだけに、イマドキの日中のオープンは死を招くが、もう少し涼しくなったら週末の都内の空いた道を走ってみたい。もちろん道交法の範囲のスピードで。それでも相当に気持ち良いだろう。

 もちろん、飛ばせば圧倒的に速いが、そんなに飛ばさなくても、持てるオーラとシフト関連が備えた特有の個性および最高峰のエンジンサウンドによって十分に楽しめる存在であるから。

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